どうも、黒ふりです。
今回は上司や先輩など、目上の人に対しての質問の仕方というお話をしていきます。
主に、アルバイトが初めての方、学生さん、社会人に成り立ての方向けの記事になるかと思います。
質問というのは自分が知らない、または知りたいから行う行為です。
職場で上司や先輩に質問をすることは、悪いことではありません。
相手はあなたに対して、早く仕事を覚えてほしいと思っているはずですから。
しかし、質問することは、自分が何かしらの情報を得ると同時に、相手の時間を奪う行為でもあるのです。
そして、何か疑問が浮かぶ度に質問ばかりしにいくのでは、相手を疲れさせてしまいますし、自分にとっても大変だと思います。(何回も聞いてしまって申し訳ない…という気持ちになります。)
『では、どうしたらいいと思いますか?』
それは、正しい質問の仕方を知ることです。
正しい質問の仕方が分かれば、質問する目的がはっきりしてくるので、相手に聞きに行くことが億劫ではなくなるのです。
また、そのためには、まずは自分で考えてから相手に質問をすることが最も重要です。
今回は、良い質問の仕方、悪い質問の仕方をそれぞれ2つずつあげて、お話していきます。
下記に当てはまる方、是非ご参照頂いて、少しでも参考になればと存じます。
- 上司や先輩に対しての、質問におけるマナーが知りたい。
- 仕事が覚えられるようになりたい。
- 疑問に対して考える力をつけたい。
- 人間関係を良くしたい。
また、本記事の最後の部分では、質問をする際、相手に好印象を持たれる聞き方もついでに紹介しますので、是非実践してみてください。
上司や先輩に対しての正しい質問の仕方
相手がYes,Noなど、答えやすい質問をする

質問に対して、YesかNo、など相手が答えやすい質問をしましょう。
よく、『◯◯が分かりません。どうしたらいいですか?』と聞く人がいます。私も新卒1年目で会社にいた時はよく使っていました。
これは基本的にNGです。
『どうしたらいいですか?』という聞き方は、全ての答えを相手に丸投げしている状態、そして自分が思考停止している状態だからです。
なので、『AとBのどちらがいいですか?』または『Aのやり方でいいですか?』と聞くといいです。
前者なら『Bで。』
後者なら『Aのやり方で大丈夫です。』あるいは『いや、こうしてくれ。理由は◯◯だから。』と、相手が答えやすくなります。
また、ここで大切にするべきは、自分で考えたかどうかです。
Aだとこうで、Bだとこうなって、他に方法はあるかな?と想像してみましょう。
それでも判断に困る、という時には、質問をしてみましょう。
一度自分で考えたどうかによって、質問の仕方が変わってくるはずです。
相手に全ての答えを丸投げすることは、相手の時間を奪うことです。なので、上司や先輩に質問をする時は、YesかNoで答えられるような質問がいいです。
具体的な実践方法としては、『どうしたらいいですか?』という聞き方をしないことを意識するだけでも、かなり変わってきますよ!
聞きたいことを一番最初に持ってくる

聞きたいことを最初に聞きましょう。
これは聞きたいことがまとまっていなくて、相手が『結局何が言いたいのか分かりづらい』状態に陥るからです。
以下に例文を2つ記載しますが、どちらが分かりやすいでしょうか?
①.『午後の商談が終わったら、その足で営業をかけてきてもいいですか?午後の商談をする◯◯会社の近くには、AとBという企業があり、どちらも◯◯な為、受注見込みがあると考えています。特にBの企業は前回、うちの商品の話をさせて頂いているので、スムーズにお話ができると思うんです。』
②.『午後の商談をする◯◯会社の近くには、AとBという企業があり、どちらも◯◯な為、受注見込みがあると考えています。特にBの企業は、前回うちの商品の話をさせて頂いているので、スムーズにお話ができると思うんです。なので、午後の商談が終わったら、その足で営業をしてきてもいいですか?』
どちらも言いたいことは伝わりますが、②は少し回りくどいですよね。
また、最初に聞きたいことを述べることで、相手は最後まで聞かなくても質問なのか、相談なのか、確認なのか等考えなくて済みます。
時間を無駄にせず、かつ相手に分かりやすく伝える為にも結論を最初に述べて、質問しましょう。
上司や先輩に対しての悪い質問の仕方
同じ質問をする

以前に教えてもらったことを、再度聞くのは基本的にNGです。
一度教えてもらったことは、メモを取りましょう。

話を聞いてなかったのか…と捉えられ、相手を不安にさせ、信頼を失ってしまいます。
しかし、どうしても覚えていない、忘れてしまったということがあれば、聞きましょう。
分からないままが、一番よくないです。
事後報告的に聞く

以下のような発言をしている人を見たことはないですか?
例:飲食店 シチュエーション:金曜日の夜(ピーク帯)
バイトの子『さっきのお客さん、お一人様で4人席通しちゃったんですけど、大丈夫でした?』
補足をすると、バイトの子が一名様が来店された際に、本来4人座れる席に案内をしたということです。
飲食店の金曜日の夜は基本的に混む店が多いです。店によっては放っておいても満席がずっと続くほどです。
そして、お店側からすると、稼ぎ時の為、できるだけ多くのお客さんを必要最低限の席に座らせたいわけです。
もし、このバイトの子が、お客様を案内する前に、店長に『席に通して大丈夫ですか?』と一言相談をしておけばよかったですが、事が起きてからでは遅いです。
他の席が空いていれば、謝罪をして席を移動してもらえばいいですが、他の席が用意できなければ、帰ってもらうしかないので、お店側としてはそれもできません。
つまり、後から自分が行った行為に不安を持つくらいなら、行動する前に上の人に確認をする必要があるということです。
まずは考えてみて、自分で判断していい内容かどうかを考えましょう。
迷ったら聞く、です。
相手に好印象を持たれる聞き方

おまけですが、好印象を持たれる聞き方の話をします。
質問する前に『◯◯さん、今お時間よろしいですか?』
そして、質問に答えてもらったら『ありがとうございます!』
これをやるだけです。
当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、実際に、いかにも目上の人が取り込み中の時に声をかける人や、質問に答えてもらったのに、何も言わずに、ただ頷いて立ち去る人などが少なくありません。
わざわざ時間を頂いて疑問に答えてもらうわけですから、感謝の気持ちを表しましょう。
マナー、礼儀を身につけ、考える力を育てていきましょう!

今回は上司や先輩に対する正しい質問の仕方、また自分で考えることが大事という2つのテーマでお話しをしました。
目上の人にここまで神経質になる必要があるのか?っていう気もしますが、同じ職場の先輩ですから、当然自分より業界経験は積んでいるわけです。
自分が業界未経験なら尚更。
これらを身につけてることで、自分で調べる、考える癖をつけることができます。
また、若い人だとマナーは意外と知らない人も多いです。逆に言えば、これができれば若い人の中では差別化できます。
是非次の出勤で質問をする場面があれば、これらを実践してみてください!
最後にもう一度言いますが、最も重要なのは質問する前に自分で考えてみることです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます^^
何か聞きたいことがあれば、コメント欄、Twitter、お問い合わせから気軽にご連絡ください。
それではまた。
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